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JR西日本は、前線の停滞により続く大雨の影響で、2021年8月14日(土)は中国・近畿・北陸の広い範囲で列車の運転を見合わせます。
中国地方では、広島・山口エリアの全区間、岡山エリアの一部の区間、山陰エリアの境線を除く全区間が始発から終日運転を見合わせます。具体的には、山陰本線(浜坂駅〜下関駅間、長門市駅〜仙崎駅間)、因美線、木次線、姫新線、伯備線(備中高梁駅〜米子駅間)、芸備線、山陽本線(糸崎駅〜下関駅間)、福塩線(府中駅〜三次駅間)、呉線、可部線、岩徳線、山口線、宇部線、小野田線および美祢線において終日列車の運転が取り止められます。いずれの区間でも代行輸送は行われません。
また、津山線は列車の本数を減らして運転します。伯備線は降雨の状況により、倉敷駅〜備中高梁駅間でも始発列車から運転を取り止める場合があるとしています。
中国地方の特急列車「スーパーはくと」「スーパーいなば」「やくも」「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」は、8月14日(土)は全列車全区間が運休となります。8月14日(土)始発の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」も上下線とも運転取り止めです。また、観光列車「あめつち」「奥出雲おろち号」「etSETOra」「DLやまぐち号」「〇〇のはなし」もすべて運転取り止めとなります。
近畿地方で始発列車から運転を見合わせる区間は、北陸本線(長浜駅間〜敦賀駅間)、琵琶湖線(米原駅〜長浜駅間)、湖西線(近江今津駅〜近江塩津駅間)、山陰本線(福知山駅〜浜坂駅間)、加古川線(加古川駅〜谷川駅間)、播但線(寺前駅〜和田山駅間)および姫新線(播磨新宮駅〜上月駅間)です。これらの区間の運転再開は早くても12時以降となる見込みです。
北近畿方面の特急列車にも全区間または部分運休が発生します。特急「はまかぜ」は、下り1号が大阪駅〜浜坂駅間、5号が豊岡駅〜鳥取駅間、上り2号が鳥取駅〜大阪駅間で運転が取り止められます。特急「こうのとり」の下り1・3号と上り12・14号および、「きのさき1号」は福知山駅〜城崎温泉駅が部分運休となります。京都丹後鉄道に直通する特急「はしだて」は、下り1号が福知山駅〜天橋立駅間、5号が福知山駅〜宮津駅間、上り2号が久美浜駅〜福知山駅間でそれぞれ運転取り止めとなります。
また、和歌山エリアでも大雨が見込まれるため、和歌山線(五条駅〜和歌山駅間)、紀勢本線(和歌山市駅〜和歌山駅間)およびきのくに線(和歌山駅〜新宮駅間)においても列車の遅れや運休が生じる場合があるとしています。
北陸エリアは、大雨の影響で8月14日(土)は全区間で終日運休となります。北陸本線(敦賀駅〜金沢駅間)、小浜線、越美北線、七尾線、城端線、氷見線、高山本線(猪谷駅〜富山駅間)および大糸線(南小谷駅〜糸魚川駅間)は、始発から終日すべての列車の運転が取り止められます。大糸線の代行輸送は行われません。
北陸エリアの特急列車「サンダーバード」「しらさぎ」「ダイナスター」「能登かがり火」「花嫁のれん」「ひだ」および、観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)」はすべての列車が運転取り止めとなります。
いずれのエリアも今後の気象状況により運転計画が変更される場合があるので、JR西日本公式サイトの「列車運行情報」などを確認するよう呼びかけられています。